慢性の腰痛を改善したい

日本では、実に多くの方々が「腰痛」という悩みを抱えています。厚生労働省が行なった「国民生活基礎調査(平成28年度)」によると、男性では「肩こり」を大きく上回って「腰痛」が1位であり、女性では1位の「肩こり」と2位の「腰痛」がほぼ同列という結果が出ています。

また、40歳以上で自覚症状として「腰痛」を訴えている人は、約2800万人にものぼるという調査結果もあります。約2800万人が腰痛を訴えているということは、国民の約4人に1人です。

もはや国民病ともいえる有訴率の「腰痛」を解決する3つの方法をご説明したいと思います。

慢性の腰痛を解決する3つの方法

いままで腰痛の8割は原因が分からないと言われてきました。皆さんの中にも、腰痛で整形外科にかかっても原因が特定されず、湿布や鎮痛剤を処方されるという経験をされたかたも多いのではないでしょうか?

実はここ最近、丁寧な診察と検査によって腰痛の78%が原因特定できるという論文も出ており、腰痛の原因とその対処法も以前と変わってきました。腰痛の原因をしっかりと見極め、それに対して正しいアプローチを行えば、長年悩んでいる腰痛も改善ができるかもしれません。

  • 腰痛の種類を知る
  • 慢性化させないために安静にしすぎない
  • 不安を取り除く

腰痛の種類を知る

腰痛の中には、セルフケアで改善の余地があるものと、「レッドフラッグ」と呼ばれ、今すぐに専門医にみてもらった方が良い腰痛とがあります。

例えば、内臓の疾病に伴う腰痛など重大な病気のシグナルとして症状が出ている場合もありますので、スクリーニングする必要があります。

次に紹介する3つの項目のうち、2つ以上が当てはまった場合は、その腰痛が内臓の疾患から生じていたり、体の一部がケガをしている場合に該当するので、一度専門医にみてもらうことをおススメします。

1.腰痛が初めて生じた年齢が、25歳以下、もしくは55歳以上

2.時間帯や活動によって変化しない腰痛(横になって安静にしても痛い)

3.急激な体重減少を伴う腰痛

 

 

腰痛を慢性化させないために、安静にしすぎない

今までは腰痛など「痛み」があった場合、安静にするのが最優先でした。ですが、最近のエビデンスでは、安静にしすぎるとかえって長引きやすくなるという報告もあります。

動かした方が血流が良くなり、損傷した部位に栄養も送りやすくなるので回復が早くなります。逆に動かさないでいると、筋肉の柔軟性や筋力の低下が起こり、さらに負荷をかけてしまう場合もあります。

なので痛みの度合いにもよりますが、痛いから動かさないで安静にしているよりかは、動かせる範囲で普段通りの生活を維持した方が良いでしょう。

不安を取り除く

 

 

腰痛の原因の一つとして、「職場のストレス」「1週間に60時間以上の労働」といった心理・社会的要因が絡んでいます。

もし、ストレスや長時間労働に思い当たる節があるのなら、早めにストレス解消策を講じる、忙しくても休みをうまくとる、仕事の合間にストレッチを取り入れるなどの工夫も必要でしょう。

腰痛が慢性化しやすい方は、身体的要因も勿論ですがこのような心理面の事情が絡んでいる場合が多いように感じます。また、慢性の痛み自体がストレスとなったり、痛みが治らないのではないかという不安を生みだし、負のスパイラルとなります。

こうならないためにも早い段階で痛みの原因を知り、ただしいアプローチを行うことが大切になります。

 

参照「腰が痛いと思ったらとにかく読む本」

腰痛の原因を知りたいあなたへ

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これまでお伝えしたように、慢性の腰痛を改善するためには痛みの原因を知ることが大切になります。そして、きちんと症状を聞いたり状態をチェックすればある程度の原因は見えてきます。

当サロンでは、丁寧なカウンセリングと状態チェックを行い、痛みの原因をしっかりと調べることに重点を置いています。それができないと症状に合わせた施術ができないからです。

最初に説明させていただいた、レッドフラッグ以外の腰痛であれば改善する見込みはありますので、普段腰痛に悩まされている方は是非当サロンにご相談ください。

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